「じゃあ、そうしよっか!あ、綾香!あたし午前中から行ってもいい?久しぶりに綾香のご飯食べたい!」
「へ?いいけど…」
「え、綾香ちゃん料理できるの!?」
「え、うん。でも──」
簡単なものだよ?
そう付け足そうとしたら。
「綾香の料理本当美味しいから!」
と、あすちゃんが遮って言う。
「食べといて損はない!ちなみに綾香の美味しそうなお弁当も綾香の手作りだよ!」
待った、あすちゃん。そんなにハードル上げないで。
「マジ!?綾香ちゃんのお弁当、美味しそうって見てたんだよね〜」
「なぁ、俺も綾香のご飯食べてみたい」
「俺も食べたい!!」
「い、いいけど…あんまり期待しないでね?」
「クス…わかったよ。もう午前中から勉強会するか。」
「綾香、いい?」
「あ、うん!家(うち)は全然いいよ!」
「じゃあ10時頃に綾香の家集合で!」
「あぁ。」


