デブスの不思議な旅 ~恋と変と狂愛?と~

が、シュリは首を振った。

「いいや?そんなことねえよ。俺だって女の見た目は大事だ」

「へっ」

思わず呆気にとられる顔を、相変わらず真っ直ぐじっと見つめた。

「肌が白くて、黒髪で、瞳がきらきらしてて、可愛い女が好きだ」

「!」

思わず固まる桜。

「なかなかいねぇんだよなあ、そんな女」

フッと笑い、あぐらをかいた膝の上に頬杖をついて、目を細めて彼女を見た。

「やっと一人、見つけたんだけどな」

「…………」

「可愛くて可愛くて、毎日その女の笑った顔を思い出して元気をもらってる」

固まったまま、みるみるうちに赤面していく桜。そんな様子を見て、どこか艶っぽくブラウンの瞳を揺らした。

「毎夜、そいつをめちゃくちゃに抱く夢ばかり見る。……ガキみたいに」

堪らず、赤い顔をふせた。

どうしよう、どうやって言おう、とぐるぐる考えながら。

(本当に、シュリさんは私の事……女性として見てるんだ……)