デブスの不思議な旅 ~恋と変と狂愛?と~

すると、コソッと小声でフラウが言う。

(桜様……シュリ様とお部屋でなんて、まさかとは思いましたけれど)

ルネも眉をひそめた。

(ええ。我が君からのご指示で、ゆっくり過ごせるように、食事をたっぷり用意してやれだなんて……どういうおつもりでいらっしゃるのかしら)

ズキッと、胸が痛んだ。

(私が悪いんです。言葉が足りなくて、王様を怒らせたから)

唇を噛んで、うつむいた。

(ほんとに、いつも怒らせてばかりです……。今度は本当に嫌われちゃったかなあ)

(そんな……)

(大丈夫、ちゃんと王様に気持ちを言えるようになった時、頑張ってみます)

泣きそうな顔で笑って、二人を送り出した。

そして、またシュリのもとへ戻る。

「お待たせしました、シュリさん」