固い声に、桜は首を少しすくめて下を向く。
その様子を見て、そっと後ろから彼女を抱いた。
「わっ」
固まるその反応に、ふっと笑う。
「そなたがそう小さくなることはあるまい?まあ、神宮は神力で守られているゆえ、心配はいらぬだろうがな。もうそなたが神宮に行くこともないはず」
きゅ、と腕に力をこめた。
ドキドキと暴れる心臓を鎮めようとするかのようにまばたきを多くしながら、「え、あの……」と付け加える。
「私、また神宮に行くと思います」
「何?」
「ええと、分化の時に……エヴァさんにそばにいてほしいって言われて」
みるみるうちに、王の顔が強張った。
「…何故」
「やっぱり怖いし、不安みたいで。だから、私が近くにいることで少しでもそれが軽くなるならいいかなって」
「ならぬ」
桜が言い終わらないうちに、王がその言葉を遮った。
「えっ……?何で…」
驚いて、また見上げる彼女に、冷たい声が降ってきた。
「あれには神児の自覚があるのか、そんな事を言い出すとは。分化は神児にのみ起こる、聖なる摂理だ。恐れて何とする」
「で……でも」
その様子を見て、そっと後ろから彼女を抱いた。
「わっ」
固まるその反応に、ふっと笑う。
「そなたがそう小さくなることはあるまい?まあ、神宮は神力で守られているゆえ、心配はいらぬだろうがな。もうそなたが神宮に行くこともないはず」
きゅ、と腕に力をこめた。
ドキドキと暴れる心臓を鎮めようとするかのようにまばたきを多くしながら、「え、あの……」と付け加える。
「私、また神宮に行くと思います」
「何?」
「ええと、分化の時に……エヴァさんにそばにいてほしいって言われて」
みるみるうちに、王の顔が強張った。
「…何故」
「やっぱり怖いし、不安みたいで。だから、私が近くにいることで少しでもそれが軽くなるならいいかなって」
「ならぬ」
桜が言い終わらないうちに、王がその言葉を遮った。
「えっ……?何で…」
驚いて、また見上げる彼女に、冷たい声が降ってきた。
「あれには神児の自覚があるのか、そんな事を言い出すとは。分化は神児にのみ起こる、聖なる摂理だ。恐れて何とする」
「で……でも」
