外に面した階段を降り、玉砂利の敷かれた庭に出た。
やっぱり静かで、わずかにカラスのような鳥の鳴き声が夕日に聞こえるばかりだ。
「今日は、ありがとうございました、桜さん」
その美貌を微笑みにして、エヴァが桜を見た。
色素の薄いその髪と瞳が、オレンジ色の光を受けてどこまでも透き通って輝いている。
「いいえ、こちらこそ。神児さんの事が知れて良かったです」
桜も笑った。
漆黒の髪と瞳はエヴァとは対照的に、まばゆい光を受けてで艶めきながらも、キリリと自らの色を保っていた。
それを、そっと目を細めて見た。
「……あなたはかわいくて……美しい人ですね」
「へっ!!?」
唐突な褒め言葉に、素っ頓狂な声を上げ、真っ赤になった。
「な、何言うんですか、エヴァさん!エヴァさんみたいな美人な子に言われたらかえって恥ずかしいですよ!」
キュッとまた手を握り、エヴァは小さく笑いながらも、真剣な目で口を開いた。
「桜さん。……私は、女ではありませんよ」
「え?」
そのアイスブルーの眼差しに、桜は動きを止めた。
「……まだ、ね」
桜の驚いた顔が困惑になるのが怖くて、おどけてそう付け足した。
やっぱり静かで、わずかにカラスのような鳥の鳴き声が夕日に聞こえるばかりだ。
「今日は、ありがとうございました、桜さん」
その美貌を微笑みにして、エヴァが桜を見た。
色素の薄いその髪と瞳が、オレンジ色の光を受けてどこまでも透き通って輝いている。
「いいえ、こちらこそ。神児さんの事が知れて良かったです」
桜も笑った。
漆黒の髪と瞳はエヴァとは対照的に、まばゆい光を受けてで艶めきながらも、キリリと自らの色を保っていた。
それを、そっと目を細めて見た。
「……あなたはかわいくて……美しい人ですね」
「へっ!!?」
唐突な褒め言葉に、素っ頓狂な声を上げ、真っ赤になった。
「な、何言うんですか、エヴァさん!エヴァさんみたいな美人な子に言われたらかえって恥ずかしいですよ!」
キュッとまた手を握り、エヴァは小さく笑いながらも、真剣な目で口を開いた。
「桜さん。……私は、女ではありませんよ」
「え?」
そのアイスブルーの眼差しに、桜は動きを止めた。
「……まだ、ね」
桜の驚いた顔が困惑になるのが怖くて、おどけてそう付け足した。
