作りかけの練習用髪紐を握ったままうつむいてしまった桜を、アラ?と拍子抜けしてのぞき込んだ。
てっきり、『そんなわけないじゃないですか!!もう!』と来るかと思ったのだが。
耳まで赤くして、固まっている。
「え……まさか……ホントに?」
シディは口元を両手で覆い、驚愕した。
「ま、ま、まさかアナタ、もう角煮になって食べられ」
「ちちち、違います!そそ、そんな事は、してません!」
弾かれたようにわたわたと否定した。
「……でも、求められたのね?」
「うっ…………」
肯定の返事の代わりに固まる。
王からその身を望まれたが、それに応えてはいない。
が、処罰や追放を受けてはいない。
改めて、桜への主君の恋着ぶりを目の当たりにしたのだった。
てっきり、『そんなわけないじゃないですか!!もう!』と来るかと思ったのだが。
耳まで赤くして、固まっている。
「え……まさか……ホントに?」
シディは口元を両手で覆い、驚愕した。
「ま、ま、まさかアナタ、もう角煮になって食べられ」
「ちちち、違います!そそ、そんな事は、してません!」
弾かれたようにわたわたと否定した。
「……でも、求められたのね?」
「うっ…………」
肯定の返事の代わりに固まる。
王からその身を望まれたが、それに応えてはいない。
が、処罰や追放を受けてはいない。
改めて、桜への主君の恋着ぶりを目の当たりにしたのだった。
