デブスの不思議な旅 ~恋と変と狂愛?と~

「ん!」

ますます赤面する。

唇を離して、また、音を立てながら何度もキスを繰り返した。

「本当に……可愛くて……バカだな、そなたは」

はぁ、と息をつきながら、なおも口づける。

「こんなに……そなただけが欲しいと、言っているのに……」

思わぬ展開に、また血圧が上がる。
目を回して肩を小さくたたくが、全く意に介されない。

「他の女で満足出来るなら……こんなに嫉妬や自己嫌悪で……苦しんではいない」

徐々に、口づけが深くなっていく。その手が、桜の黒髪を乱した。

「私の花は、もうそなただけだ……桜………」

ゆっくりと唇を離して、揺れる紫の瞳が、彼女の黒い瞳をとらえた。

もう一度、熱い息がもれた。

「……抱きたい……」

「!!??」

あまりにもストレートな言葉に、目をむいた。

「な…な…何、言ってんですか……」

頭に血が上りすぎて、目がチカチカする。

「当たり前だろう?好きなら、手に入れたい。心も、身体も」

「いやでも、ちょ、ちょ!」

「……私は別に、どちらから先に手に入れても構わない……桜………」