なんとなく気まずいまま、歩き始めた。
お互いに、ぎこちなく沈黙する。
「アクセサリーの店になど、寄らなければ良かったな」
しばらくして、ぽつりと王がつぶやいた。
「え?」
「あそこに寄らなければ、そなたの機嫌が悪くなることもなかったと思ってな」
(あ……)
そうだ、謝らなければ。変な八つ当たりしてごめんなさいって。
「あの」
「だが、そなたも良くないぞ」
じろ、と王が横目で桜を睨んだ。
「私だって、そなたに何か贈り物をしたいと言っていたのに、カナンからのネックレスがあるからいらないだの、指輪は好きな男からもらうだの……私の気持ちを知っているくせに」
全くもってその通り。
指輪の話は王を傷つけるためにわざとあんな言い方をしたわけではなかったのだが、結果としてああなってしまった。
「…すみませんでした……」
しゅんとして、フードの頭を下げる。
「さっきのそなたは……あまり、可愛くない」
「…………」
ぎゅうっと胸が痛んで、鼻の奥がツンとする。
じわっと歩く速さで流れる地面がにじんでいった。
お互いに、ぎこちなく沈黙する。
「アクセサリーの店になど、寄らなければ良かったな」
しばらくして、ぽつりと王がつぶやいた。
「え?」
「あそこに寄らなければ、そなたの機嫌が悪くなることもなかったと思ってな」
(あ……)
そうだ、謝らなければ。変な八つ当たりしてごめんなさいって。
「あの」
「だが、そなたも良くないぞ」
じろ、と王が横目で桜を睨んだ。
「私だって、そなたに何か贈り物をしたいと言っていたのに、カナンからのネックレスがあるからいらないだの、指輪は好きな男からもらうだの……私の気持ちを知っているくせに」
全くもってその通り。
指輪の話は王を傷つけるためにわざとあんな言い方をしたわけではなかったのだが、結果としてああなってしまった。
「…すみませんでした……」
しゅんとして、フードの頭を下げる。
「さっきのそなたは……あまり、可愛くない」
「…………」
ぎゅうっと胸が痛んで、鼻の奥がツンとする。
じわっと歩く速さで流れる地面がにじんでいった。
