都の大路は、相変わらずの賑わいだ。
王はフードを取り、口元に微笑みを浮かべて、ごった返す人の群れや、活気ある店の呼び込みを眺めていた。
その手はしっかりと桜と繋がれている。
さっき言われた衝撃発言がまだ尾を引いていて、桜はフードの下で赤い顔をしたままだ。
それに、変装しているとは言え、その顔を惜しげもなくさらしている王を見て気が気でない。
ゆっくりと歩きながら、興味深げに露店や店の軒先を眺めていた。
「そうだ、金を作らねばな。質屋はどこにあるのだろうか……」
思い出したように、桜を振り返った。
「誰かに聞いてみたほうがいいでしょうね」
「そうだな」
うなずいて、ためらいなくすぐそばにいた通行人をつかまえた。
桜はぎょっとしてその人を見た。
日に焼けた筋骨隆々の体に、手先まで入ったタトゥー。
髪はサイドを剃りあげ、残りは小さく編み込んである。眼光鋭い、それでいていつもイライラしているような表情。
まあ要は。
(な、な、なんでよりによってそんなわかりやすくコワそうな人を捕まえるんですか!!)
顔色を失う桜をよそに、いつもの調子で話しかけた。
「おい、このあたりに質屋はあるか。あるなら案内せよ」
王のただならぬ美貌と凛とした気品に、しばらくあっけにとられる相手。
王はフードを取り、口元に微笑みを浮かべて、ごった返す人の群れや、活気ある店の呼び込みを眺めていた。
その手はしっかりと桜と繋がれている。
さっき言われた衝撃発言がまだ尾を引いていて、桜はフードの下で赤い顔をしたままだ。
それに、変装しているとは言え、その顔を惜しげもなくさらしている王を見て気が気でない。
ゆっくりと歩きながら、興味深げに露店や店の軒先を眺めていた。
「そうだ、金を作らねばな。質屋はどこにあるのだろうか……」
思い出したように、桜を振り返った。
「誰かに聞いてみたほうがいいでしょうね」
「そうだな」
うなずいて、ためらいなくすぐそばにいた通行人をつかまえた。
桜はぎょっとしてその人を見た。
日に焼けた筋骨隆々の体に、手先まで入ったタトゥー。
髪はサイドを剃りあげ、残りは小さく編み込んである。眼光鋭い、それでいていつもイライラしているような表情。
まあ要は。
(な、な、なんでよりによってそんなわかりやすくコワそうな人を捕まえるんですか!!)
顔色を失う桜をよそに、いつもの調子で話しかけた。
「おい、このあたりに質屋はあるか。あるなら案内せよ」
王のただならぬ美貌と凛とした気品に、しばらくあっけにとられる相手。
