「……でも、王様だってひどい。本当だ、信じてくれって言ってたくせに、私が好きっていうのは、嘘じゃないですか」
「違う、嘘ではない」
首を振って、腕の中に彼女を閉じ込めた。
「楽しかったですか。私をからかって、その気にさせて…いくら退屈しのぎにしたって、悪趣味です。やっぱり、王様は『王様』ですね。私には理解できない」
「違う……違う!」
夢中で抱きしめる。
愚かな。
苛立ちに任せてあんな事を言わず、大事に愛おしんでいれば、この娘はこのまま自分を好きになってくれていたかもしれない。
やっと、そっと触れても嫌がらずに身を任せたり、部屋に来たいと言ってくれるくらいになったのに。
それどころか、自分の桜に対する愛情をまた信じられなくなっている。
「そうではないのだ。シュリやアスナイや、カナンと触れ合ったり、出かけたり……気持ちを告げられたり、しているのだろう?そなたが望むと望まざるとに関わらず。……本当は、そんなことをさせたくない。私のそばに、ずっといて欲しい。他の男など、見せたくない」
何とかその気持ちを取り戻したくて、言葉をつないだ。
「だが、そうやって縛りつけたら、私がそなたの心を得ることなど、絶対にないだろう?だから、我慢しているのだ。……嫌われたくないから。………だが…つい、そのタガが外れることがある。それをぶつけたくないのに」
すまない、と小さく呟いて、祈るようにぎゅっと目を閉じた。
「違う、嘘ではない」
首を振って、腕の中に彼女を閉じ込めた。
「楽しかったですか。私をからかって、その気にさせて…いくら退屈しのぎにしたって、悪趣味です。やっぱり、王様は『王様』ですね。私には理解できない」
「違う……違う!」
夢中で抱きしめる。
愚かな。
苛立ちに任せてあんな事を言わず、大事に愛おしんでいれば、この娘はこのまま自分を好きになってくれていたかもしれない。
やっと、そっと触れても嫌がらずに身を任せたり、部屋に来たいと言ってくれるくらいになったのに。
それどころか、自分の桜に対する愛情をまた信じられなくなっている。
「そうではないのだ。シュリやアスナイや、カナンと触れ合ったり、出かけたり……気持ちを告げられたり、しているのだろう?そなたが望むと望まざるとに関わらず。……本当は、そんなことをさせたくない。私のそばに、ずっといて欲しい。他の男など、見せたくない」
何とかその気持ちを取り戻したくて、言葉をつないだ。
「だが、そうやって縛りつけたら、私がそなたの心を得ることなど、絶対にないだろう?だから、我慢しているのだ。……嫌われたくないから。………だが…つい、そのタガが外れることがある。それをぶつけたくないのに」
すまない、と小さく呟いて、祈るようにぎゅっと目を閉じた。
