「ち…違う……桜……」
強烈な後悔が襲い、震える手を伸ばした。
すっ、と、それから逃れるように後ろへ下がる。
「……今朝偶然お会いしたときも、さっき王様に触られた時も、胸がフワフワして、どきどきしました。いつもみたいに、恥ずかしくて緊張するばっかりじゃなくて…」
「!」
「でもこういうの、初めてだったから、なんて言えばいいのか、わからなかったんです」
目を伏せると、またひとしずく、涙が落ちた。
「あ……」
しまった、と王は思った。桜が、自分に対してそんな気持ちを持ちはじめていたなんて。
「今も、王様に可愛くないって言われて、すごくショックでした……。他の人に言われるより、ずっと…いつも、優しい事を言ってくれてたから」
自分でよくわからない感情を素直に訴える彼女に、胸がつまった。
「……でも、目が覚めました。仰るように私は可愛くなんてないですし、王様が選ぶ女官さんの方がずっと魅力的だと思います」
さっと血の気がひいた王の顔を、唇を噛んで見上げた。
強烈な後悔が襲い、震える手を伸ばした。
すっ、と、それから逃れるように後ろへ下がる。
「……今朝偶然お会いしたときも、さっき王様に触られた時も、胸がフワフワして、どきどきしました。いつもみたいに、恥ずかしくて緊張するばっかりじゃなくて…」
「!」
「でもこういうの、初めてだったから、なんて言えばいいのか、わからなかったんです」
目を伏せると、またひとしずく、涙が落ちた。
「あ……」
しまった、と王は思った。桜が、自分に対してそんな気持ちを持ちはじめていたなんて。
「今も、王様に可愛くないって言われて、すごくショックでした……。他の人に言われるより、ずっと…いつも、優しい事を言ってくれてたから」
自分でよくわからない感情を素直に訴える彼女に、胸がつまった。
「……でも、目が覚めました。仰るように私は可愛くなんてないですし、王様が選ぶ女官さんの方がずっと魅力的だと思います」
さっと血の気がひいた王の顔を、唇を噛んで見上げた。
