うーん、やっぱり兄妹に見えるのか…
苦笑いして、ふと、カナンと外出した時の事を思い出す。
どうしたって夫婦に見えるんなら、かえってそうしておいたほうが無難だと言っていた。
確かにそうかも。自分がこんな見た目なのだから、あまり不審に思われないほうがいい。
そう思い、アスナイが口を開く前に、
「はい、そうです。今日は兄がお休みで」
話を合わせた。
思わず桜を見て、表情は変えずにぐっと奥歯を噛むアスナイ。
リンナは手を止めて桜を見つめ、ますます顔を赤くして目を少し潤ませ、もっと手際よく包みを作っていく。
「ではアスナイさん、お会計がこちらです」
「……ああ」
金を払って、大きな紙袋を二つ抱えた。
気づいた桜が、「一つ持ちますよ」と両手を出したが、プイと無視し、さっさと外へ向かった。
「つれない兄様ですね」
くすくすと笑う主人に、行き場をなくした両手を気まずくもてあそんで苦笑いした。
見送りの二人と一緒に外に出ると、アスナイはもう馬をひいてきていた。二つの紙袋を、馬に結わえつけられた大きめのバッグに入れようとする。
「手伝います」
「いらん。手を出すな」
にべもない。
しゅんとする桜を見ずに、手早く荷を固定する。
苦笑いして、ふと、カナンと外出した時の事を思い出す。
どうしたって夫婦に見えるんなら、かえってそうしておいたほうが無難だと言っていた。
確かにそうかも。自分がこんな見た目なのだから、あまり不審に思われないほうがいい。
そう思い、アスナイが口を開く前に、
「はい、そうです。今日は兄がお休みで」
話を合わせた。
思わず桜を見て、表情は変えずにぐっと奥歯を噛むアスナイ。
リンナは手を止めて桜を見つめ、ますます顔を赤くして目を少し潤ませ、もっと手際よく包みを作っていく。
「ではアスナイさん、お会計がこちらです」
「……ああ」
金を払って、大きな紙袋を二つ抱えた。
気づいた桜が、「一つ持ちますよ」と両手を出したが、プイと無視し、さっさと外へ向かった。
「つれない兄様ですね」
くすくすと笑う主人に、行き場をなくした両手を気まずくもてあそんで苦笑いした。
見送りの二人と一緒に外に出ると、アスナイはもう馬をひいてきていた。二つの紙袋を、馬に結わえつけられた大きめのバッグに入れようとする。
「手伝います」
「いらん。手を出すな」
にべもない。
しゅんとする桜を見ずに、手早く荷を固定する。
