デブスの不思議な旅 ~恋と変と狂愛?と~

「え…いや、それは」

桜が顔を引きつらせる。

「まあまあ、私達にだけでも、お見せくださいませ」

否と言えない気迫でルネがうながし、仕方なくケープを取った。

ま!と二人がぱっと笑顔になった。

「やーん、お人形さんみたいですわ!色白の方にしか絶対似合わない色ですわね!」

「ええ、しっかりワンピースだけどちょっと色っぽくて、なんて言うんですの?ベビードールみたいな雰囲気もありますわね!」

(ベビードールってなに?赤ちゃんの人形?おままごととかの、寝せたら目が閉じるアレかな?)

あさっての解釈をして、曖昧に笑う桜。

そして、さっさとケープをはおろうとする。

「お待ちくださいませ、街に出るまではそのままでお会いなさいませ」

真剣に二人が言った。

「いやいや、どう見ても豚のバレリーナ……」

「殿方は、絶対、喜ばれますわ!!」

「いやあ………見苦しいし、一緒に歩いてたら恥ずかしいと思いますよ、普通」

ふう、と二人がため息をついた。

「では桜様、恐れながらお聞きします。昨日のあのワンピース、皆様の反応はいかがでしたの?」