(私、卑怯だな)
その表情を見て思った。
王様が私を好いてくれているなら、結局は私の望みを聞いてくれるのは少し考えれば分かりそうなものだ。
それを利用する形になってしまった。
「王様、何かお礼しますから、何がいいか考えておいてください」
桜がせめてと思ってそう言うと、一瞬少し驚いたような顔をした後に、静かに言った。
「私が、そなたに望むことはただ一つだけだ。……分かっているだろう?」
きゅ、と少し腕に力をこめた。
顔を赤くして、困ってしまってまたうつむくと、小さな笑い声が降ってきた。
「…そう困惑するな。そうだな、せっかくそう言ってくれるなら、何か考えておこう」
額に軽く唇を押し当てて、そっと腕を解いた。
「……さてと。今日は何を話してもらおうか」
顎に手を当てて考えるその横顔を、桜はじっと見つめた。
その表情を見て思った。
王様が私を好いてくれているなら、結局は私の望みを聞いてくれるのは少し考えれば分かりそうなものだ。
それを利用する形になってしまった。
「王様、何かお礼しますから、何がいいか考えておいてください」
桜がせめてと思ってそう言うと、一瞬少し驚いたような顔をした後に、静かに言った。
「私が、そなたに望むことはただ一つだけだ。……分かっているだろう?」
きゅ、と少し腕に力をこめた。
顔を赤くして、困ってしまってまたうつむくと、小さな笑い声が降ってきた。
「…そう困惑するな。そうだな、せっかくそう言ってくれるなら、何か考えておこう」
額に軽く唇を押し当てて、そっと腕を解いた。
「……さてと。今日は何を話してもらおうか」
顎に手を当てて考えるその横顔を、桜はじっと見つめた。
