(……痛快じゃないの)
シディは思った。自分の手で桜を花開かせ、王都武官二人と王を翻弄できるなんて。
普段こちらを馬鹿にして見下げている一ノ所や二ノ所の連中には、絶対に出来ない事だ。
いくらあの鼻持ちならない統括長たちが王に取り入ろうとしても、その王は自分が磨いた桜にこんなに執心している。
「それと……」
「それと?」
自分の仕事を、『人がお好きなんですね』と評価してくれた桜のあの言葉が、本当に嬉しかったから。
服やアクセサリーのきらびやかな表面だけでなく、そこにずっと込めてきた真心と情熱を、すんなりと理解して、尊重してくれたから。
「……なんでもないわっ!アタシの服を着るにふさわしくなってもらわなきゃ困んのよ!さあっ、アタシも忙しいのよ!絶対に午前中で、合格点を取ってもらいますからね!」
「はう………」
情けない声を出しながら、鏡の中の自分に目線を移した。
シディは思った。自分の手で桜を花開かせ、王都武官二人と王を翻弄できるなんて。
普段こちらを馬鹿にして見下げている一ノ所や二ノ所の連中には、絶対に出来ない事だ。
いくらあの鼻持ちならない統括長たちが王に取り入ろうとしても、その王は自分が磨いた桜にこんなに執心している。
「それと……」
「それと?」
自分の仕事を、『人がお好きなんですね』と評価してくれた桜のあの言葉が、本当に嬉しかったから。
服やアクセサリーのきらびやかな表面だけでなく、そこにずっと込めてきた真心と情熱を、すんなりと理解して、尊重してくれたから。
「……なんでもないわっ!アタシの服を着るにふさわしくなってもらわなきゃ困んのよ!さあっ、アタシも忙しいのよ!絶対に午前中で、合格点を取ってもらいますからね!」
「はう………」
情けない声を出しながら、鏡の中の自分に目線を移した。
