デブスの不思議な旅 ~恋と変と狂愛?と~

それでも、胸に芽生えた期待は簡単には消えてくれない。

好き?本当は、桜は私の事が。
ただ気づかなかったり、素直になれなかっただけ………?

バカな思い込みをするな、媚薬の力をまともに考えるなと思っていても、もしそうだったらどんなにいいだろうと考えてしまう。
こんな風に、じっと見つめられて、すがられると。

おもむろに、桜がカナンの手を取った。

フワ、と白い頬をもっと赤く染めて、その手を自分の胸に持っていく。

「な……!!」

緑の瞳を見開いて、固まる。

「私……カナンになら……何されても、いいの」

羞恥に涙目になりながらも、上目遣いで小さく訴えた。

「…ダメだ、やめろ」

これ以上誘われたら本当に、後戻りができなくなる。

きっと、欲情のままに彼女を食いつくしてしまう。自分の汚い部分をむき出しにして。

手を外そうとわずかに力を込めると、桜が震えながら言った。

「好きなの、カナン……私を、カナンのお嫁さんにして………今すぐに」

次の瞬間、桜は再びベッドに押し倒された。