金を払って、的の前に出る。的は2つあって、大きめの的が少し近くに設置してあるのと、小さめの的が店の奥に置いてあった。
色分けも、大きな的は5つのパーツに分けられていて当てやすそうだったが、小さな的はもっと細かく分けられていて、色がついていない部分もあった。
「二射、できますので」
そう言って、若い男の店主が桜とカナンに一つずつ弓矢を渡した。
(大きい的でいいや。小さいのは無理そう)
弓なんか引いたことはないから、なんとなく見様見真似でひょいと構えた。
キリ、と弦を鳴らして引き絞り、パッと手を離す。
すると矢は意外とまっすぐ飛んで、白く色分けされたパーツに刺さった。
「わ、当たった!」
カナンを振り返り、フードの下でにっこり笑った。
思わずつられて微笑むカナン。
「はい、白の的の景品はコレです」
袋を渡される。店を出てから見ようっと。
カナンを見ると、奥の小さな的を見据えていた。
美しい姿勢で、弓を引く。緑のネコのような目が、じっと的を見る。
パツッ、と矢が離れる音がして、次の瞬間には奥の小さな的の真ん中に、わずかに揺れながら突き刺さっていた。
わぁ、と人だかりが口ぐちに感嘆の声をあげた。
「すごい、カナン!弓も得意なんだね!」
興奮して、思わず桜はきゅっとしがみつくようにカナンの腕を取った。
と、肘のところに、“ふに”という感触。
(ん?)
見ると、思いっきり胸が当たっている。
色分けも、大きな的は5つのパーツに分けられていて当てやすそうだったが、小さな的はもっと細かく分けられていて、色がついていない部分もあった。
「二射、できますので」
そう言って、若い男の店主が桜とカナンに一つずつ弓矢を渡した。
(大きい的でいいや。小さいのは無理そう)
弓なんか引いたことはないから、なんとなく見様見真似でひょいと構えた。
キリ、と弦を鳴らして引き絞り、パッと手を離す。
すると矢は意外とまっすぐ飛んで、白く色分けされたパーツに刺さった。
「わ、当たった!」
カナンを振り返り、フードの下でにっこり笑った。
思わずつられて微笑むカナン。
「はい、白の的の景品はコレです」
袋を渡される。店を出てから見ようっと。
カナンを見ると、奥の小さな的を見据えていた。
美しい姿勢で、弓を引く。緑のネコのような目が、じっと的を見る。
パツッ、と矢が離れる音がして、次の瞬間には奥の小さな的の真ん中に、わずかに揺れながら突き刺さっていた。
わぁ、と人だかりが口ぐちに感嘆の声をあげた。
「すごい、カナン!弓も得意なんだね!」
興奮して、思わず桜はきゅっとしがみつくようにカナンの腕を取った。
と、肘のところに、“ふに”という感触。
(ん?)
見ると、思いっきり胸が当たっている。
