二人が店を出る頃には、店内の混雑はピークだった。
オーナーは相変わらず目の回りそうな忙しさの中、何とかテーブルをまわしていく。
ふと会計場を見ると、さっきの金髪の少年とフードの少女が並んでいた。
なにやら少女があわてて少年の手を押しとどめようとしているが、するりとその手をすり抜けてさっさと会計を済ませていた。
そしてごく自然に彼女の手を取り、人混みから守るように
出入り口へ向かう。
さっきまでの、ぎこちない空気は消えていた。
そこへガヤガヤとまた数人の中年男性のグループが来店した。
少年がそっと少女の肩を抱き、自分に引き寄せて彼らをやり過ごしたあと、二人は店の外へ出ていった。
(…おや?なんだ、夫婦だったのか)
それも、なんだかあの金髪の少年のほうが、若妻を宝物のように扱っているように見える。
珍しいこともあるものだ、とオーナーは男性グループを席に誘導しながら思った。
まあ、ここは天下の王都だ。
星の数ほどの夫婦が生活している。きっと、あの若い二人も幸せな家に帰って行くのだろう、と。
オーナーは相変わらず目の回りそうな忙しさの中、何とかテーブルをまわしていく。
ふと会計場を見ると、さっきの金髪の少年とフードの少女が並んでいた。
なにやら少女があわてて少年の手を押しとどめようとしているが、するりとその手をすり抜けてさっさと会計を済ませていた。
そしてごく自然に彼女の手を取り、人混みから守るように
出入り口へ向かう。
さっきまでの、ぎこちない空気は消えていた。
そこへガヤガヤとまた数人の中年男性のグループが来店した。
少年がそっと少女の肩を抱き、自分に引き寄せて彼らをやり過ごしたあと、二人は店の外へ出ていった。
(…おや?なんだ、夫婦だったのか)
それも、なんだかあの金髪の少年のほうが、若妻を宝物のように扱っているように見える。
珍しいこともあるものだ、とオーナーは男性グループを席に誘導しながら思った。
まあ、ここは天下の王都だ。
星の数ほどの夫婦が生活している。きっと、あの若い二人も幸せな家に帰って行くのだろう、と。
