「お、お前…我が君に対して『簡単に許さない』などと……不敬な上に身の程知らずな」
思わず青くなるカナン。
「王様に対して私が身の程知らずっていうのは、今に始まった事じゃないもん」
横を向く。
「お前がいくらそのつもりでも、お前のその振る舞いが許されているのは、我が君のお前への温情なんだぞ。分かってるのか」
「だからってできる事とできない事があるよ」
呆れたように、カナンがため息をついた。
「……我が君は一体、お前のどこに惹かれたんだかな」
「えっ!?」
何で王様が自分に好意を持ってくれていることを知っているんだと、桜は目をむいて目の前のきれいな顔を見た。
眉間のシワを深くして、カナンはジトっと桜をにらむ。
「お前じゃないんだ、見てれば分かる」
「………」
口を開けて、赤い顔のまま視線をさまよわせる彼女に、さらに言った。
「我が君は、あのように聡明で美しく、そして強い。臣下の敬愛を集めておられる。お前には分不相応だ」
「分かってるよ……私だって、何で自分なのか理解できないもん」
「だから、私にしておけ」
「!」
はっとして、その緑の瞳を見上げる。カナンも、桜から目をそらさなかった。
「分かっただろう、私の……気持ちは」
「………」
思わず青くなるカナン。
「王様に対して私が身の程知らずっていうのは、今に始まった事じゃないもん」
横を向く。
「お前がいくらそのつもりでも、お前のその振る舞いが許されているのは、我が君のお前への温情なんだぞ。分かってるのか」
「だからってできる事とできない事があるよ」
呆れたように、カナンがため息をついた。
「……我が君は一体、お前のどこに惹かれたんだかな」
「えっ!?」
何で王様が自分に好意を持ってくれていることを知っているんだと、桜は目をむいて目の前のきれいな顔を見た。
眉間のシワを深くして、カナンはジトっと桜をにらむ。
「お前じゃないんだ、見てれば分かる」
「………」
口を開けて、赤い顔のまま視線をさまよわせる彼女に、さらに言った。
「我が君は、あのように聡明で美しく、そして強い。臣下の敬愛を集めておられる。お前には分不相応だ」
「分かってるよ……私だって、何で自分なのか理解できないもん」
「だから、私にしておけ」
「!」
はっとして、その緑の瞳を見上げる。カナンも、桜から目をそらさなかった。
「分かっただろう、私の……気持ちは」
「………」
