友達がいなかった桜には、この二人の存在は貴重で新鮮だったが、この熱意は困りものだ。
ふと、ルネが真顔になって言った。
「桜様。私達、桜様には幸せになって頂きたいんですの。だって、私達女官にも、偉ぶったりしないで、分け隔てなく接してくださいましたもの」
フラウもうなずく。
「ええ、そうですわ。桜様の御髪と瞳の色を恐れる人も宮中にはおりますけど、気にすることありませんわ。桜様の方が、ずっと魅力的でいらっしゃいます」
「や、やめてください、そんな……」
真っ直ぐな賛辞に、桜は苦笑いして身をよじった。
すると、ズズイとまたダブルで顔を寄せてくる。
「いーえっ、本当のことですわ!正直、今までの我が君の女のシュミは最悪でしたわ!性格も胸も顔も偽物だらけのババアでしたもの!」
「そうです!カナン様にしたって、私達を見るあの氷点下の目!こっちが何したっていうんだかあのホ●野郎、って皆言ってましたわ!」
「じっっくり品定めして選んでやればいいんですわっ!」
「焦らしまくってやればいいんですわっ!」
(……女官って、フラストレーションが溜まるお仕事なんだな………)
圧倒されながら思った。女の子の口撃には、二人もかたなしだ。
この上、シュリやアスナイと会うとなったら、二人はどれだけ盛り上がるだろう。
桜は冷や汗をかいた。
ふと、ルネが真顔になって言った。
「桜様。私達、桜様には幸せになって頂きたいんですの。だって、私達女官にも、偉ぶったりしないで、分け隔てなく接してくださいましたもの」
フラウもうなずく。
「ええ、そうですわ。桜様の御髪と瞳の色を恐れる人も宮中にはおりますけど、気にすることありませんわ。桜様の方が、ずっと魅力的でいらっしゃいます」
「や、やめてください、そんな……」
真っ直ぐな賛辞に、桜は苦笑いして身をよじった。
すると、ズズイとまたダブルで顔を寄せてくる。
「いーえっ、本当のことですわ!正直、今までの我が君の女のシュミは最悪でしたわ!性格も胸も顔も偽物だらけのババアでしたもの!」
「そうです!カナン様にしたって、私達を見るあの氷点下の目!こっちが何したっていうんだかあのホ●野郎、って皆言ってましたわ!」
「じっっくり品定めして選んでやればいいんですわっ!」
「焦らしまくってやればいいんですわっ!」
(……女官って、フラストレーションが溜まるお仕事なんだな………)
圧倒されながら思った。女の子の口撃には、二人もかたなしだ。
この上、シュリやアスナイと会うとなったら、二人はどれだけ盛り上がるだろう。
桜は冷や汗をかいた。
