ふと、明後日が自分の休みである事に気づく。
休みの日は同僚ともバラバラだし、特に予定を入れたことがなかったのであまり気にしたことはなかったのだが。
「……お前、街に行きたいんだったか?」
小さな声で、桜に聞いてみた。
突然の問いかけに、「ん?」と桜がこちらを向く。
「いや…今日…街に出ようとして、我が君のお叱りを受けたんだろ。外に行きたいんじゃないのか」
恥ずかしくて、ぶっきらぼうな言い方になる。
「え…あ…うん」
まさか本当の事を言うわけにもいかず、桜はうなずく。
「……つれてってやろうか、私が」
「えっ?」
思いがけない言葉に、桜が目を丸くして聞き返すと、前を見て歩きながら、頬を少し赤くしてカナンが早口で言った。
「明後日、私は非番の日だ。だから、お前を王都の街に連れて行くことくらいはできるぞ。我が君のお許しが出ればの話だが。別に、無理にとは言わない。お前が行きたいなら」
「行きたい!」
言い終わらないうちに、桜が顔を輝かせてこちらを見ている。
午前中は湯治のおばあちゃん状態、午後は王と話をするが、やっぱり緊張だってする。
あとは3度の食事くらいしか楽しみがない桜には、願ってもない提案だった。
休みの日は同僚ともバラバラだし、特に予定を入れたことがなかったのであまり気にしたことはなかったのだが。
「……お前、街に行きたいんだったか?」
小さな声で、桜に聞いてみた。
突然の問いかけに、「ん?」と桜がこちらを向く。
「いや…今日…街に出ようとして、我が君のお叱りを受けたんだろ。外に行きたいんじゃないのか」
恥ずかしくて、ぶっきらぼうな言い方になる。
「え…あ…うん」
まさか本当の事を言うわけにもいかず、桜はうなずく。
「……つれてってやろうか、私が」
「えっ?」
思いがけない言葉に、桜が目を丸くして聞き返すと、前を見て歩きながら、頬を少し赤くしてカナンが早口で言った。
「明後日、私は非番の日だ。だから、お前を王都の街に連れて行くことくらいはできるぞ。我が君のお許しが出ればの話だが。別に、無理にとは言わない。お前が行きたいなら」
「行きたい!」
言い終わらないうちに、桜が顔を輝かせてこちらを見ている。
午前中は湯治のおばあちゃん状態、午後は王と話をするが、やっぱり緊張だってする。
あとは3度の食事くらいしか楽しみがない桜には、願ってもない提案だった。
