「カナンこそどうしたの、まだ王様のお仕事、終わってないよね?」
眠気を覚ますため、桜は立ち上がってカナンのいる戸口へ歩み寄った。
すると、呆れたような顔。
「当たり前だろ、お前…謁見前にあんなこと起こしといて。臣下は大混乱だったんだぞ」
「あんなこと……」
王に休憩室で押し倒された事を思い出し、赤くなったあと、青くなった。
「まさか…皆、知ってるの…?」
「ああ。王の客人じゃなければ、執政混乱の罪で投獄されてるぞ」
あんなことを、宮中に知られたというのか。
すっかり眠気が醒め、どうしようとまばたきする桜。
「お前な、いくら退屈だからって、王の許しなしに女官を使って城の外に出るのはまずいに決まっているだろ」
「えっ?」
目を丸くする桜に、カナンは言った。
「我が君がおっしゃってたぞ。客人があまりに退屈で、女官に先導させて王都にこっそり遊びに出ようとしていたから、少しきつめに叱責したと」
…そういうことに、なってるのね。
「ああ…うん、そうね、つい…宮の外に、出たくって……」
もごもごと口ごもりながら話を合わせた。
眠気を覚ますため、桜は立ち上がってカナンのいる戸口へ歩み寄った。
すると、呆れたような顔。
「当たり前だろ、お前…謁見前にあんなこと起こしといて。臣下は大混乱だったんだぞ」
「あんなこと……」
王に休憩室で押し倒された事を思い出し、赤くなったあと、青くなった。
「まさか…皆、知ってるの…?」
「ああ。王の客人じゃなければ、執政混乱の罪で投獄されてるぞ」
あんなことを、宮中に知られたというのか。
すっかり眠気が醒め、どうしようとまばたきする桜。
「お前な、いくら退屈だからって、王の許しなしに女官を使って城の外に出るのはまずいに決まっているだろ」
「えっ?」
目を丸くする桜に、カナンは言った。
「我が君がおっしゃってたぞ。客人があまりに退屈で、女官に先導させて王都にこっそり遊びに出ようとしていたから、少しきつめに叱責したと」
…そういうことに、なってるのね。
「ああ…うん、そうね、つい…宮の外に、出たくって……」
もごもごと口ごもりながら話を合わせた。
