桜の顔色は、真っ青だった。怒りと惨めさをを必死にこらえる。
「あの武官二人だけでは、満足できませんか。この、身の程知らずの淫売が」
これまでとは打って変わった、蔑みに満ちた声。
カナンの桜に対する、偽らざる心情だった。
カッと、顔に血がのぼった。
自分だけでなく、シュリやアスナイまで侮辱するなんて。
私の恩人を、この世界の唯一の味方を、よくも。
「じゃああなたに、あの二人と同じことができるんですか!」
テーブルの上に置いてあった茶器を投げつける。
「あなたには出来ないわよ。ちっぽけな王宮の中で、王様の金魚のフンなんかやってるあなたには!謝りなさいよ!」
「!」
「あなたが私を嫌いなのはよく知ってる。でも、何でそれで二人をあなたなんかが悪く言えるわけ?関係ないでしょ!出てってよ、こっちだってあんたなんか大嫌い。この性悪!欠陥人間!」
桜の最後の言葉に、カナンは小さく顔をゆがめた。
王にされた口づけからの怒りが爆発して、桜はもう一つ茶器を投げつけた。
青い顔をし、黙ってカナンが戸口から出ていく。
しばらく肩で息をしていたが、はぁ…とため息をつき、桜はソファに体を埋めた。
あんなに感情のまま人を罵ったのは生まれて初めてだ。
すごく疲れて、後味が悪いんだな、と思った。
「あの武官二人だけでは、満足できませんか。この、身の程知らずの淫売が」
これまでとは打って変わった、蔑みに満ちた声。
カナンの桜に対する、偽らざる心情だった。
カッと、顔に血がのぼった。
自分だけでなく、シュリやアスナイまで侮辱するなんて。
私の恩人を、この世界の唯一の味方を、よくも。
「じゃああなたに、あの二人と同じことができるんですか!」
テーブルの上に置いてあった茶器を投げつける。
「あなたには出来ないわよ。ちっぽけな王宮の中で、王様の金魚のフンなんかやってるあなたには!謝りなさいよ!」
「!」
「あなたが私を嫌いなのはよく知ってる。でも、何でそれで二人をあなたなんかが悪く言えるわけ?関係ないでしょ!出てってよ、こっちだってあんたなんか大嫌い。この性悪!欠陥人間!」
桜の最後の言葉に、カナンは小さく顔をゆがめた。
王にされた口づけからの怒りが爆発して、桜はもう一つ茶器を投げつけた。
青い顔をし、黙ってカナンが戸口から出ていく。
しばらく肩で息をしていたが、はぁ…とため息をつき、桜はソファに体を埋めた。
あんなに感情のまま人を罵ったのは生まれて初めてだ。
すごく疲れて、後味が悪いんだな、と思った。
