とっぷりと日が暮れ、濃紺の空には星が瞬きだしている。
それでも広大な王宮の中ではかがり火が盛んに焚かれていて明るかった。
「次は、【衣の司】に参れば良いのですね?」
御者の確認にアスナイが頷くと、また馬車が走り出した。
「ころものつかさ、って、衣装の管理をするところですか?」
桜が聞くと、シュリが言った。
「ああ、そうだ。王の御衣から俺らのマントとか、基本的な衣服とかまで、とにかく王の臣下の服を一手に統括する所だ」
「凄腕の統括長がいるんだ。かなりクセのある性格だが、仕事は一流だ」
アスナイがそう言うと、シュリの顔色が沈んだ。
「なあ……俺、行かなきゃダメか」
「いいぞ、別に。…桜、こいつはお前の衣装選びに付き合うのは嫌らしいから、俺と二人で行こう」
「だ、誰もそんな事言ってねーだろ!俺も行くよ!」
またおかしそうに笑うアスナイに、シュリが食ってかかった。
「……シュリさん、無理しないでくださいね。私の服なんか、適当でいいんですから」
冷や汗を流すシュリに桜がそう言ったところで、馬車が止まった。
それでも広大な王宮の中ではかがり火が盛んに焚かれていて明るかった。
「次は、【衣の司】に参れば良いのですね?」
御者の確認にアスナイが頷くと、また馬車が走り出した。
「ころものつかさ、って、衣装の管理をするところですか?」
桜が聞くと、シュリが言った。
「ああ、そうだ。王の御衣から俺らのマントとか、基本的な衣服とかまで、とにかく王の臣下の服を一手に統括する所だ」
「凄腕の統括長がいるんだ。かなりクセのある性格だが、仕事は一流だ」
アスナイがそう言うと、シュリの顔色が沈んだ。
「なあ……俺、行かなきゃダメか」
「いいぞ、別に。…桜、こいつはお前の衣装選びに付き合うのは嫌らしいから、俺と二人で行こう」
「だ、誰もそんな事言ってねーだろ!俺も行くよ!」
またおかしそうに笑うアスナイに、シュリが食ってかかった。
「……シュリさん、無理しないでくださいね。私の服なんか、適当でいいんですから」
冷や汗を流すシュリに桜がそう言ったところで、馬車が止まった。
