相変わらず自分の後ろをついて回っていたが、アスナイはいつの間にか追い払うこともすっかりあきらめていた。
それでも、言葉をかわすことはほとんどなかった。
そして、あの日。
一家の住んでいた村に、『魔』が現れた。
―――“人肉狩りだ!!”
村人の恐怖の叫びが響き、ちょうど薬屋に来ていたアスナイと妹の耳にも、それは届いた。
急いで軒先に出て見てみると、変わり果てた隣人が何人か、男の『魔』に抱えられている。
『魔』は三人、漆黒の翼を広げて、上空から紅い瞳を狩りの興奮に輝かせ、獲物を物色していた。ゾッとするような、凄惨な美貌を持つ一族だ。
ふと、その中の一人が、アスナイ達兄妹と目があった。
たちまち、ニタリと笑った唇を舌でなめる。
“子供だ!柔らかくて美味いぞ。我らが王もお喜びになる”
言うが早いか、一直線に二人へ向かって滑空してくる。
それでも、言葉をかわすことはほとんどなかった。
そして、あの日。
一家の住んでいた村に、『魔』が現れた。
―――“人肉狩りだ!!”
村人の恐怖の叫びが響き、ちょうど薬屋に来ていたアスナイと妹の耳にも、それは届いた。
急いで軒先に出て見てみると、変わり果てた隣人が何人か、男の『魔』に抱えられている。
『魔』は三人、漆黒の翼を広げて、上空から紅い瞳を狩りの興奮に輝かせ、獲物を物色していた。ゾッとするような、凄惨な美貌を持つ一族だ。
ふと、その中の一人が、アスナイ達兄妹と目があった。
たちまち、ニタリと笑った唇を舌でなめる。
“子供だ!柔らかくて美味いぞ。我らが王もお喜びになる”
言うが早いか、一直線に二人へ向かって滑空してくる。
