デブスの不思議な旅 ~恋と変と狂愛?と~

「何か手伝える事、ないかな…」

一人立ち上がって、その場を見回す。

ふと、焚き火に目が留まった。

(そうだ、薪!薪拾いなら私にも出来るよね)

連日作業を見ているため、どのくらいの木を集めて来るかも分かる。

その場を見回したが、少し森の中に分け入らないと、適当なものはなさそうだ。

(…よし。迷ったらいけないから、この火が見える範囲まで森に入って探そう)

そう決めて、ゆっくりと森の境界の茂みの中へ。

大小様々な樹木が生い茂り、鳥の声が響く中、木を拾ってはマントのたもとに入れていく。時々、後ろを確認しては、小さな焚き火が見えるのを確認した。

(……ほんとに深い森だな)

うっそうとしている。シュリもアスナイも、よく狩りに行って戻ってこられるものだ。

そんなことを考えていた。