デブスの不思議な旅 ~恋と変と狂愛?と~

再び森に入ったのは、間もなくしてからだった。

(はあ……本当にあの街って、へんぴなとこにあったんだな)

桜はつくづく思う。

時折、アスナイが何かの紙を――多分、地図だろうが――見ているところを見ると、あてもなく放浪しているわけではないらしい。

どこに行くんだろう。この二人は、いつまで一緒にいてくれるんだろう。

また、一人になるのかな……

急に心細くなり、鞍をつかむ手に力をこめた。