王都まであと一息となった、五日目。
『あー、あと森をもう一つ抜けたら着くな』
うーん、と馬上で伸びをしながらあくびをするシュリ。
その拍子に、昨日こしらえた口元のアザがずきりと痛んで顔をしかめた。
『意外とスムーズに旅が進んだ。明日の夜か、明後日の朝には着くかもな』
『おっ、ほんとか!良かったな。これで野宿から解放されるぜ』
パッと顔が輝く。
『そうだな。王都に着いて、桜を我が君に謁見させる準備を整えたら、我々の仕事は終わりだ』
アスナイが淡々と言った。その横顔からは、感情が読み取れない。
『…………』
シュリが、笑顔を消す。そうして、草原の上に流れる雲を見つめている桜を見た。
この仕事が終わったら、また自分達の赴任地に行って、日常業務に戻る。
桜は王のもとに滞在するだろうから、これで彼女との関わりも終わりだ。
『あー、あと森をもう一つ抜けたら着くな』
うーん、と馬上で伸びをしながらあくびをするシュリ。
その拍子に、昨日こしらえた口元のアザがずきりと痛んで顔をしかめた。
『意外とスムーズに旅が進んだ。明日の夜か、明後日の朝には着くかもな』
『おっ、ほんとか!良かったな。これで野宿から解放されるぜ』
パッと顔が輝く。
『そうだな。王都に着いて、桜を我が君に謁見させる準備を整えたら、我々の仕事は終わりだ』
アスナイが淡々と言った。その横顔からは、感情が読み取れない。
『…………』
シュリが、笑顔を消す。そうして、草原の上に流れる雲を見つめている桜を見た。
この仕事が終わったら、また自分達の赴任地に行って、日常業務に戻る。
桜は王のもとに滞在するだろうから、これで彼女との関わりも終わりだ。
