デブスの不思議な旅 ~恋と変と狂愛?と~

でもこうして真摯に謝ってくれている所を見ると、桜の事を笑ったり、馬鹿にしているわけではないらしい。

それだけでもずいぶん救われる。

「い、いいんです、頭を上げてください。私の方こそごめんなさい。いつまでも引きずってしまって」

あわてて二人の顔を上げさせた。

桜が自分たちをちゃんと見てくれることに、二人ともほっとした。

『……よっしゃ、じゃメシ食うか!冷えちまったけどな!』

切り替えの早いシュリが、ベルトを締め直しながらからっと言った。
はぎ取られたシャツを着ながら、アスナイは息をついた。

『その後また傷薬の調合か』

なんとか、波乱の一日が収束した。