デブスの不思議な旅 ~恋と変と狂愛?と~

『見てもないくせに言うなこのクソバカが!』

立ち上がり、赤髪を見下ろして罵る。すぐさまシュリも跳ね起き、素早くアスナイの首に腕をまわして絞め上げた。

『いーや分かるね。お前みたいな細かい野郎は持ってるもんも細かいって言うぜ』

するとすかさず、アスナイもシュリの脇に思い切り肘鉄を入れる。痛みに顔をしかめたシュリの腕がゆるんだ。

『それならバカはヘタくそと聞いたことがあるぞ。お前、今までの女にさぞかし笑われてるだろうな!』

桜が言葉がわからなくて幸いと言う他ないくらいの、ひどい下ネタ喧嘩がつづく。

桜からしてみたら、名前を呼ばれたかと思うといきなりシュリが脱ぎ始め、アスナイもシャツをはぎ取られ、そして乱闘だ。

一体、彼らが何をしたいのか全くわからないまま、呆然と目の前の争いを見ていた。