少しずつ陽が傾きはじめ、爽やかな風が吹き始める午後。
それには全く似つかわしくない、ものすごく気まずい空気が、三人を包んでいる。
仕事に忠実な二頭の馬の、カツカツという軽快な蹄の音だけが響いていた。
この上なくどんよりとしたオーラを背負い、まだ湿り気を残す髪をおろして深ーくうつむいているのは桜。
二人からはその表情は見えなかったが、シュリもアスナイも今は桜の顔を直視できなかったので同じことだった。
――『うわあっ!?わ、悪いっ!!』
――『すまん!!』
桜の悲鳴の後、同時に謝罪の言葉を残して、あわてて焚き火のところまでUターンしてきた。
二人ともハァハァと膝に手をついて、おかしな呼吸を整えていると、シュリがアスナイを睨んだ。
『ハア……お、お前……何で桜が水浴びしてること言わねんだよ…!』
『…お前が、湖に行こうとしたなら、言って…止めるつもりだった』
喉が痛み、ゴホ、と一つ咳をするアスナイ。
『止められてねーじゃねーかよっ!』
『…すまん、気づくのが遅れた』
さすがに、不覚を謝った。
それには全く似つかわしくない、ものすごく気まずい空気が、三人を包んでいる。
仕事に忠実な二頭の馬の、カツカツという軽快な蹄の音だけが響いていた。
この上なくどんよりとしたオーラを背負い、まだ湿り気を残す髪をおろして深ーくうつむいているのは桜。
二人からはその表情は見えなかったが、シュリもアスナイも今は桜の顔を直視できなかったので同じことだった。
――『うわあっ!?わ、悪いっ!!』
――『すまん!!』
桜の悲鳴の後、同時に謝罪の言葉を残して、あわてて焚き火のところまでUターンしてきた。
二人ともハァハァと膝に手をついて、おかしな呼吸を整えていると、シュリがアスナイを睨んだ。
『ハア……お、お前……何で桜が水浴びしてること言わねんだよ…!』
『…お前が、湖に行こうとしたなら、言って…止めるつもりだった』
喉が痛み、ゴホ、と一つ咳をするアスナイ。
『止められてねーじゃねーかよっ!』
『…すまん、気づくのが遅れた』
さすがに、不覚を謝った。
