デブスの不思議な旅 ~恋と変と狂愛?と~

氷の微笑。まさにそれだった。

『あれだけ大見得切ったんだ。さぞかし心地のいい寝床と、十分な火を準備してくれているんだろう?』

はなから弁解の余地などない。

シュリは青くなりながら、急いで火をおこし始めた。

何だか桜も申し訳ないような気持ちになり、毛布やマットを敷き始める。

『お前はいいんだ。これはあのアホの仕事だ』

そっと桜の手を制止し、まったく…とシュリを睨みつけた。
一人だけ罰を免れたような後ろめたさを感じながら、アスナイの横顔を見上げる。

と、その濃いめのグレーの髪に、何かが付いているのに気がついた。