デブスの不思議な旅 ~恋と変と狂愛?と~

何やらいつもと違う二人の雰囲気に、桜は気圧された。

(こ…これ、ほんとの喧嘩なんじゃ…)

ますます重い空気が、三人を包みこむ。

そのまま、昼食時になってしまった。
昨日の肉を軽く火で炙り、温めて食べる。

しかし、桜は味も分からなかった。

さっきの言い合いが、明らかに自分に関わるものだというのは、二人の目線が時々こちらに向けられていたことで分かる。

(……昨夜の事だよね、多分……)

アスナイはすでに後片付けを始め、シュリは何か考え込むような表情だ。

(私のせいだ……)

話の内容は分からないけど、自分がシュリにしてしまったことで、二人が言い争うハメになったのは間違いない。

(何とか、謝ろう。シュリさんに)

ついに決心して、おそるおそる近づいていく。