あの白いワンピースのポケットの中に、あの紙が入っているはずなのだ。
エヴァが持たせてくれた、白い小鳥の神力がかかった紙。
サイドテーブルはそんなに寝台から離れていないが、いかんせん桜は首と両手首を繋がれている。
寝台の縁に腰掛ければ、もう片手の鎖はピンと張った。
それでも何とかして、サイドテーブルへと手を伸ばす。
「う……」
今度は首が引っ張られ、ゴホッと咳き込んだ。
鎖が張っていない方の手で、首輪を少しでも緩めようと指を入れながら、体をなるべく寝台の外に出す。
もう片方の手首に、鎖が食い込んでいく。
「痛……」
顔をしかめて、それでも何とか脚を伸ばしてサイドテーブルのへりに指を引っ掛けようと、じたばたともがいた。
すると、足先がわずかにサイドテーブルの脚に届いた。
「あ……!やった」
親指を反らしてそこに引っ掛け、少しずつ引き寄せる。
親指一本にはかなり負担になる重さだったが、桜は根気強く動かした。
うっすら汗がその額と首筋に浮かぶまでになったとき、やっと手を伸ばしてワンピースを取ることが出来るくらいになった。
エヴァが持たせてくれた、白い小鳥の神力がかかった紙。
サイドテーブルはそんなに寝台から離れていないが、いかんせん桜は首と両手首を繋がれている。
寝台の縁に腰掛ければ、もう片手の鎖はピンと張った。
それでも何とかして、サイドテーブルへと手を伸ばす。
「う……」
今度は首が引っ張られ、ゴホッと咳き込んだ。
鎖が張っていない方の手で、首輪を少しでも緩めようと指を入れながら、体をなるべく寝台の外に出す。
もう片方の手首に、鎖が食い込んでいく。
「痛……」
顔をしかめて、それでも何とか脚を伸ばしてサイドテーブルのへりに指を引っ掛けようと、じたばたともがいた。
すると、足先がわずかにサイドテーブルの脚に届いた。
「あ……!やった」
親指を反らしてそこに引っ掛け、少しずつ引き寄せる。
親指一本にはかなり負担になる重さだったが、桜は根気強く動かした。
うっすら汗がその額と首筋に浮かぶまでになったとき、やっと手を伸ばしてワンピースを取ることが出来るくらいになった。
