「それが……私どもも桜様には、最近お会いできていないんですの」
フラウが言う。驚くアラエに、ルネも言った。
「ええ、いつ客用の宮に行っても、いらっしゃらなくて……」
「それはいつからだ」
「ええと…そう、桜様が神宮に行かれた日の、お昼のお食事をお持ちしたのが最後ですの」
「………」
アラエは思わず顎に手をやった。
桜が神宮から無事に帰ってきたらしいということまでは、確認が取れている。
ということは彼女が王宮内にいるのは間違いないはずだが。
まさか、王宮の外に出されたのか?
ふとそう思ったが、すぐに『それはない』と頭で打ち消す。
となると。
(我が君とともに、深宮にいるのか)
しかし、桜が帰ってきてからもう四日は過ぎた。それなのに一度も部屋に戻っていないとは。
そして桜が。
あの、主君を振り切ってまで神宮に行くような娘がそんな窮屈な状況に甘んじているとは思えないが……。
フラウが言う。驚くアラエに、ルネも言った。
「ええ、いつ客用の宮に行っても、いらっしゃらなくて……」
「それはいつからだ」
「ええと…そう、桜様が神宮に行かれた日の、お昼のお食事をお持ちしたのが最後ですの」
「………」
アラエは思わず顎に手をやった。
桜が神宮から無事に帰ってきたらしいということまでは、確認が取れている。
ということは彼女が王宮内にいるのは間違いないはずだが。
まさか、王宮の外に出されたのか?
ふとそう思ったが、すぐに『それはない』と頭で打ち消す。
となると。
(我が君とともに、深宮にいるのか)
しかし、桜が帰ってきてからもう四日は過ぎた。それなのに一度も部屋に戻っていないとは。
そして桜が。
あの、主君を振り切ってまで神宮に行くような娘がそんな窮屈な状況に甘んじているとは思えないが……。
