デブスの不思議な旅 ~恋と変と狂愛?と~

「お前は私のものだ、私だけの花だ。何度でも思い知らせてやる」

強引な愛撫で、無理矢理に彼女の官能を引きずり出す。

「や……王様、違、違う……違います………!」

背中を大きく律動させながら、首を振ってその手で彼の胸を押しとどめようとするが。

黙れと言わんばかりに、今度はその口に長い指が二本差し入れられた。

硬く、高い音を立てて鎖が跳ねる。

目を細め、唇の端を持ち上げて笑った。

「ああ……こんなにこぼして……惜しいことを」

吐息とともにそう言い、ゆっくりと、だが有無を言わさずに愛する花と繋がった。

「っう……ぁ…………」

悦びに顔を歪めて微笑み、泣きじゃくる桜の涙を拭う。

「なぜ泣く?……もう、辛くはないだろう?」

また「ごめんなさい……」と繰り返すその口を、一度口づけで塞いだ。

「お前が、どんなにそうやって私の怒りと不安を煽っても………こうして繋がっている間だけは、安心していられる……」

遠い目をして、視界も白むような快楽の中呟いた。

「王様……王様違うの、私が……」

その言葉の先を聞きたくなくて、また深く唇を奪い、その身を蹂躙する。

桜の悲鳴に似た声を聞きながら、幾度もささやいていた。

「狂え、狂ってしまえ……桜。壊れてしまえばいいんだ……もう二度と、私から離れられないように……」

何度でも壊してやろう。そう思った。