すこしずつ、日が高くなっていく。
待ち遠しくて、時間が経つのが長く感じられたが、桜は根気強く待った。
するとついに、厚い扉の向こうで、かすかにそれを叩く音がした。
すかさず女官たちがドアへ駆け寄る。
桜も思わず立ち上がって、少しドキドキする胸に手をやって見つめた。
ガチャ、と重い音がして錠前が外され、その取っ手を縛めていた鎖が解かれてゆく。
女官たちが三人がかりでその長い鎖を取り去って少しして、ゆっくりと部屋の中からその扉が開き始めた。
中は相変わらず真っ暗で、エヴァが入るときに見えた青白い光は消えている。
その墨を流したような闇の中から、静かに白い着物の裾と、白い素足が出てきた。
(エヴァさん……)
少し緊張して、桜はじっと見つめる。
神聖なその瞬間に、女官たちは深く頭を下げていて、立って姿をまっすぐ見ているのは桜だけだ。
やがて。
変わらぬ長い銀髪の、その姿が桜の目の前に現れた。
「ああ………本当に、ずっとそばにいてくださったんですね、桜さん」
桜に向けるその愛情の深さはそのままに、新しい肉体になったエヴァは微笑む。
桜が思っていた通り、今まで見たこともないような美女が、目の前に立っていた。
待ち遠しくて、時間が経つのが長く感じられたが、桜は根気強く待った。
するとついに、厚い扉の向こうで、かすかにそれを叩く音がした。
すかさず女官たちがドアへ駆け寄る。
桜も思わず立ち上がって、少しドキドキする胸に手をやって見つめた。
ガチャ、と重い音がして錠前が外され、その取っ手を縛めていた鎖が解かれてゆく。
女官たちが三人がかりでその長い鎖を取り去って少しして、ゆっくりと部屋の中からその扉が開き始めた。
中は相変わらず真っ暗で、エヴァが入るときに見えた青白い光は消えている。
その墨を流したような闇の中から、静かに白い着物の裾と、白い素足が出てきた。
(エヴァさん……)
少し緊張して、桜はじっと見つめる。
神聖なその瞬間に、女官たちは深く頭を下げていて、立って姿をまっすぐ見ているのは桜だけだ。
やがて。
変わらぬ長い銀髪の、その姿が桜の目の前に現れた。
「ああ………本当に、ずっとそばにいてくださったんですね、桜さん」
桜に向けるその愛情の深さはそのままに、新しい肉体になったエヴァは微笑む。
桜が思っていた通り、今まで見たこともないような美女が、目の前に立っていた。
