ふと後ろのアスナイを見ると、逆に肩までのグレーの髪をおろしている。
『おいおい、まさかお前が?自分の髪紐で?』
驚きに目を見張って、桜の髪を指差す。
『…だったら何だ』
シュリを軽く睨んで、葉を口にほうる同期。
『………奇跡だ。俺は奇跡を見た。冷血鉄面皮仕事機械人間が、今やっと人の心を』
『うるさい!』
言い終わらないうちに、アスナイの剣の柄が、シュリの赤頭にクリーンヒットした。
いてええ、と悶絶するバカを横目で見ていると、桜の肩が震えている。
また熱が出たのかと急いでのぞき込んだが。
「ふふ……ふふふ…」
おかしそうに、小さく笑っていた。
(喧嘩もするけど、きっと仲がいいんだな。息のあった漫才みたい…って言ったら怒るかな)
一方、アスナイは思いがけない桜の表情に目を丸くする。
『てめえアスナイ、打ちどころが悪けりゃ死ぬぞ……ん?』
抗議に馬を横付けしたシュリも、同じようにその笑顔を見た。
怯えや不安の表情がほとんどだった彼女の、屈託のない微笑み。
二人はしばらく、それを見つめていた。
『おいおい、まさかお前が?自分の髪紐で?』
驚きに目を見張って、桜の髪を指差す。
『…だったら何だ』
シュリを軽く睨んで、葉を口にほうる同期。
『………奇跡だ。俺は奇跡を見た。冷血鉄面皮仕事機械人間が、今やっと人の心を』
『うるさい!』
言い終わらないうちに、アスナイの剣の柄が、シュリの赤頭にクリーンヒットした。
いてええ、と悶絶するバカを横目で見ていると、桜の肩が震えている。
また熱が出たのかと急いでのぞき込んだが。
「ふふ……ふふふ…」
おかしそうに、小さく笑っていた。
(喧嘩もするけど、きっと仲がいいんだな。息のあった漫才みたい…って言ったら怒るかな)
一方、アスナイは思いがけない桜の表情に目を丸くする。
『てめえアスナイ、打ちどころが悪けりゃ死ぬぞ……ん?』
抗議に馬を横付けしたシュリも、同じようにその笑顔を見た。
怯えや不安の表情がほとんどだった彼女の、屈託のない微笑み。
二人はしばらく、それを見つめていた。
