(しかし、珍しいモン見れたな)
半馬身ほど先を行く二人の後ろ姿を見ながら、シュリは思った。
(あの冷血唯我独尊野郎が、仕事とはいえ言い方にあんだけ気を使って女に手を貸したとは)
アスナイに恋心を抱き、言い寄る娘は後を絶たないが、彼がそれに応えていた記憶はない。
そして二度と同じ娘を見た覚えがないから、どんな断り方をしていたのか、大体想像はつく。
(………明日、槍でも降るんじゃねーか?)
半ば本気でそう思ってしまう。
シュリはシュリでまたひっきりなしなのだが、男女の心の機微や駆け引きにはすこぶるニブいため、自分が好意を寄せられている事にすら気づかないことが多かった。
半馬身ほど先を行く二人の後ろ姿を見ながら、シュリは思った。
(あの冷血唯我独尊野郎が、仕事とはいえ言い方にあんだけ気を使って女に手を貸したとは)
アスナイに恋心を抱き、言い寄る娘は後を絶たないが、彼がそれに応えていた記憶はない。
そして二度と同じ娘を見た覚えがないから、どんな断り方をしていたのか、大体想像はつく。
(………明日、槍でも降るんじゃねーか?)
半ば本気でそう思ってしまう。
シュリはシュリでまたひっきりなしなのだが、男女の心の機微や駆け引きにはすこぶるニブいため、自分が好意を寄せられている事にすら気づかないことが多かった。
