デブスの不思議な旅 ~恋と変と狂愛?と~

「うーん………そうかな……」

赤い顔をして、頬をかく。

桜はまだ心配そうにしていたが、二人はさっさと空の膳を片付け始めた。

「桜様、私共、ダッシュでコレ片付けてきますわ」

「えっ?」

「このあとの仕事は後輩に代わってもらいます。すぐこちらにまいりますゆえ」

「は、はい……」

「お風呂はもうお済ませに?」

「いえ」

「良かった!」

にっこぉ、と二人は笑う。

「ローションとクリームとカミソリと、あとええと……」

「お顔のパックと爪のお手入れと…香水がいいかしらね」

「ううん、トワレがいいわ。強すぎないように」

「あ、そうね!2つ持ってこなきゃっ。お昼と夜着にお付けするやつ」

また桜はポカンと置いてきぼりにされたまま、二人はウキウキと指を折っている。

「あの……?」

「ご安心なさいませ桜様っ、明日のために湯殿で全ッ身磨かせていただきますから!」

「!?」

呆気にとられる桜を残し、二人の協力者はいそいそと退出していった。