デブスの不思議な旅 ~恋と変と狂愛?と~

「でも、でもあの、私どうしていいか……王様みたいに、何でもわかってるわけじゃないから……今だって、すっごい頑張って勇気を出してこれなんですよ?」

「桜………」

「あの、それにあの……わ、私多分、そのう……上手にできないっていうか、王様を…満足させてあげられないんじゃないかって……」

何言ってんの私と混乱しながら、涙目の真っ赤な顔で、蚊の鳴くような声で不安を口にした。

しばらくの沈黙ののち、はぁ…、と彼が息をつくのが聞こえた。

(あ……呆れられたかな………)

恐る恐るその顔を見上げると。

目を細めて眉を寄せ、唇を少し噛んだ赤い顔が、自分をみつめていた。

「………お前と言うやつは」

言うが早いかキスをして、乱暴に胸元から手を入れた。

(ぅわあぁあ!!???)

今まで触れられなかったところに触れられ、目を回して思わず身をよじった。

「……ここで煽るか。お前、私にどうしてほしいのだ」

柔らかなそれを愛撫しながら、たまらず首に甘く噛みつく。

「どうって、どうって、だってだって、私は王様みたいにできないし落ち着いてもないし」

必死に言いつのると、ふと顔を上げて、じろっと睨まれる。

「落ち着いているだと?」

「へ…」

間の抜けた返事をすると、グイッと桜の脚にその腰を当てる。