デブスの不思議な旅 ~恋と変と狂愛?と~

もう、いいや。

自分を変えようなんて、思わない。
ひっそり生きよう。
少しでも目立つことのないように。

私はそういう運命なんだ。人に笑われて生きる役目を負ってる人間なんだ…


あきらめると人間努力などしなくなるもので、外見だけでなく勉強もそこそこでいいと思ってしまった桜は、絵に描いたようなデブスになってしまった。




お菓子をたいらげた桜は、リビングにだけ灯りをつけたまま、ぼうっとテレビを見ていた。

<さあ今夜はカワイイ猫ちゃんの生態にせまりま~す!>

ぽっちゃりタレントとして有名な女性が、甲高い声をはりあげている。