デブスの不思議な旅 ~恋と変と狂愛?と~

それから少しして、王が部屋に入ってきたとき、アクセサリーもつけたままな事に桜は少し驚いた。そして目を細める。

(はあ……きれいな人だなあ………)

こんな人に自分が告白したなんて、誰も信じないかも。

胸がドキドキと踊る。

王は少し戸口にたたずんでいたが、まばたきをした後に、静かに桜のいる寝台までやってきて、脚を折って目線を同じにした。

「……気分はどうだ」

やっぱり少し頬を染めて、優しく聞く。

対して桜は耳まで真っ赤だ。

「だ、だだ大丈夫です」

うつむくその顎にそっと手を添えて、クイと自分の方へ向かせる。

「どうした?なぜ私を見ない」

クスッと笑い、少しからかうような声で言う。

「だ、だ、だって昨日………」

口がもつれる。

「昨日?」

「〜〜〜っ、もう!」

恥ずかしくて目をつぶった。

「そなたがしたことではないか」

おかしそうに声を立てて笑う。