桜にそれが届けられたのは、王が一ノ所の統括長達に命令を伝えている最中のこと。
紙に包まれ、大きなリボンのような飾りの付いた、何だか柔らかな感触の贈り物と。
これまたとんでもなく大きな、ド派手な花束だった。
「!??………?」
寝台の上で身を起こした桜が目を丸くしていると、ワサワサとそれらを持ってきたフラウとルネがニッコリ笑って言う。
「シディ御衣統括長からの、御見舞でございます」
「シディさんから!」
早速ルネが大きな花瓶にせっせと花を生け始める。
よく見ると、贈り物のリボンにメッセージカードが挟んである。
そっとそれを外して、カードを開いてみたが、当然桜には読めない。
(エヴァさんに、読めるようにしてもらえばよかったかな?)
ちょっとそう思ってしまったが、とりあえずフラウに読んでもらった。
「ええと……読みますわね……………桜様…、コレそのまま読んでよろしいんですの?」
相変わらずの口調で書かれてあるのだろう、フラウがバツが悪そうに桜をチラリと見た。
苦笑いしてうなずくと、では、と読み始める。
「“聞いたわよ、『魔』に向かっていって、大怪我したんですって?
あいっ変わらずの知能ねっ、子豚!体に傷を作るなって、あれ程言ったでしょ!
今回は神処で手当してもらったからキレイに治るでしょうけど、毎度毎度そんな特例は通んないのよ!
そんなドン臭くて、乗馬なんか出来るのかしら!
でもアタシの服をムダにすることだけは許しませんからね。さっさと回復して、豚の馬乗り曲芸でも見せて頂戴!”
………ええと…
“追伸――アタシとしては、乗馬服なんかより、もう一枚が大いに活躍するのを期待するワ”」
紙に包まれ、大きなリボンのような飾りの付いた、何だか柔らかな感触の贈り物と。
これまたとんでもなく大きな、ド派手な花束だった。
「!??………?」
寝台の上で身を起こした桜が目を丸くしていると、ワサワサとそれらを持ってきたフラウとルネがニッコリ笑って言う。
「シディ御衣統括長からの、御見舞でございます」
「シディさんから!」
早速ルネが大きな花瓶にせっせと花を生け始める。
よく見ると、贈り物のリボンにメッセージカードが挟んである。
そっとそれを外して、カードを開いてみたが、当然桜には読めない。
(エヴァさんに、読めるようにしてもらえばよかったかな?)
ちょっとそう思ってしまったが、とりあえずフラウに読んでもらった。
「ええと……読みますわね……………桜様…、コレそのまま読んでよろしいんですの?」
相変わらずの口調で書かれてあるのだろう、フラウがバツが悪そうに桜をチラリと見た。
苦笑いしてうなずくと、では、と読み始める。
「“聞いたわよ、『魔』に向かっていって、大怪我したんですって?
あいっ変わらずの知能ねっ、子豚!体に傷を作るなって、あれ程言ったでしょ!
今回は神処で手当してもらったからキレイに治るでしょうけど、毎度毎度そんな特例は通んないのよ!
そんなドン臭くて、乗馬なんか出来るのかしら!
でもアタシの服をムダにすることだけは許しませんからね。さっさと回復して、豚の馬乗り曲芸でも見せて頂戴!”
………ええと…
“追伸――アタシとしては、乗馬服なんかより、もう一枚が大いに活躍するのを期待するワ”」
