みんなの太陽にならなくてもいい。 大好きな人たちを照らすことが出来ればそれでいい。 もう彼らが、道に迷わないように。迷っても、ちゃんとゴールに辿りつけるように。 そのために、私は精一杯の輝きを保ち続けていよう。 毎日を、ひたむきに生きて。この身体の全てで、壮大な自然を感じて。 そうやって生きていけばきっと、大切な人を守っていけるはずだ。 ――なぜなら私は、この島に舞い降りた天使を照らす、唯一の太陽だから。 FIN