圭哉くんは俺様且つ暴君。



────ピーピーピーッ



「…ん?」


いきなり聞こえた音に、ビクッと肩を揺らした私は


恐る恐る音のする方へ近づく。

多分、今のは廊下の方かな?


廊下に出てすぐあったのは洗面脱衣室のドアとトイレだけ。ここかな?



─────ガラガラッ




「勝手にすみませ〜ん…失礼します…


あ…いつの間に…。」



勝手に洗面脱衣室のドアを開けて中を覗けば、赤く点滅して【洗濯終了】を知らせる洗濯機。


頭痛薬飲んですぐに寝ちゃったはずなのに、いつの間に洗濯したんだろう?


……このままだとシワになっちゃうよね。でも下着とか、ある…よね。



リビングで眠る圭哉くんを覗いて見ても、ぐっすり寝てしまっている。



……圭哉くん、ごめん。


勝手に干しちゃうけど、許してください。心の中で謝りつつ、急いで洗濯を干した。


それにしても、意外。
乾燥機で乾かしちゃうタイプかと思ったのに、ちゃんと干してるんだ。


新しい1面……ぶっ