圭哉くんは俺様且つ暴君。



あれから、

ご飯が出来る前に薬を飲んでしまった圭哉くんは、スヤスヤと寝息をたててソファに寝てしまっている。


私はと言うと…


「温かいうちに食べて欲しかったのにな。」


そんな圭哉くんの寝顔を覗き込んでから、テーブルの上のオムライスへと視線を落とした。


《起きたらレンジでチンして食べてね》


カバンから可愛いパンダの付箋を取り出して、それだけ書いた私は、テーブルに貼り付けた。


本当は一緒に食べたかったんだけど、それはきっと本気で嫌がられるだろうと思って圭哉くんの分だけ作ったんだけど、


寝ちゃってたから正解だったな。