圭哉くんは俺様且つ暴君。



「へぇ、圭哉がこの店に女の子 連れてきたのは初めてだな。」


圭哉くんの隣のカウンター席に腰を下ろす私を興味深そうに見つめてくる男の人は


圭哉くんとは反対に、とても優しい雰囲気を醸し出している。


これが圭哉くんのお兄さんかぁ。やっぱり兄弟、お兄さんも圭哉くんに負けず劣らずかっこいい。


お兄さんは、爽やかな黒髪でメガネをかけさせたらそりゃもう似合いそうな佇まい。



「あ、えっと…鈴木 小春です。いつも圭哉くんにお世話になってます。」


イスに座ったまま慌ててぺこりと挨拶すれば


「…小春ちゃん、ね。初めまして、いらっしゃい!俺は圭哉の兄の誠也(せいや)って言います。よろしくね!

ちなみに2人はどんな関係なの?」


ニコッと笑うお兄さん…誠也さんは、笑顔を崩さないまま私へと質問を投げかけた。



「えーっと…」


彼女って、言ってもいいのかな?
それとも、本当のこと言った方がいい?


チラリと隣の圭哉くんに助けを求めても、気付いてるくせに気付かないフリをしてくる。