「ね!圭哉く〜ん?」
「…………。」
なんで隣に座ってんだこの女。
面倒くせぇ。
「ねぇってば〜!
…今日、遊ばない?」
鬱陶しい。
小春と別れた…って噂はすぐに広まって、同時に前と同じように俺には女が群がるようになった。
小春と別れた理由は、あちこちで好き放題でっち上げられてるみたいだけど、
それを一々否定して歩くのも糞だりぃ。
「ねぇ〜ってば、圭哉くんのこと満足させる自信はあるんだけどなぁ。」
どんなに女が寄ってきても
どんなに女に迫られても
話す気にも、触れる気にもならない。
ただ1人を除いては。
『圭哉くん』
小春の声で名前を呼ばれると、無性に反応しちまうし、不思議と嫌じゃねぇ。


