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「よーし、帰るぞー!忘れ物、忘れ人はないな?」
「あー、せんせ!斉藤 忘れてきました!」
「なーにぃ?斉藤を忘れた?
…それは帰りのバスが静かでいいな。」
そんな先生とクラスメイトの会話をバスの後ろの方に座りながら聞いている私。
隣には、
「疲れたら寄りかかって寝ていいからね。」
「そんな、悪いよ!」
やっぱり王子様級のカッコよさを誇る翔太くん。
本当は夢子ちゃんと隣が良かったんだけど、バス酔いをする夢子ちゃんは私を残して前の方へと移動してしまった。
そして、他の班員男子2名は…きっと翔太くんの気持ちを汲んで私の隣に座らせてくれたみたいだけど
さっきの今じゃ、逆に気まずい。
「俺はむしろ、俺に寄りかかって寝てる小春ちゃんの寝顔…見たいけどな。」
「なっ!絶対 寝ない!!」
「えー!言わなきゃ良かった。」
クスクスと、私の反応を面白がっている翔太くんも、実はなかなかのSっ気をお持ちの様で…
「もう、からかわないでよ!」
「俺はいつでも本気だけどな。」
本気とも冗談とも取れる口調で物を言う。
どうか、早く学校に着きますように!!


